あなたが世界を鳴らすのよ
明日、映画見に行こう。
木曜日の夜に思い付いて、金曜日の上映スケジュールを確認した。
朝8時50分の上映。ラッシュにも重なるから1時間前に出れば余裕だな。
6月に金曜日は会員価格1100円でみれる映画会員になった。
なので観てみたい映画があったらなるべく見に行っている。
いや、まだ3作品目だけど。
6月に観に行った映画は『町田くんの世界』だった。
youtubeのCMを観て、いろんな意味で面白そうで。
青春映画って何となく苦手な気がして観た事なかったけれど、結果とても面白くて邦画って良いなと思うきっかけになった。
レンタルにしても、映画館に観に行くにしても映画ってそんなに見る方ではなかった。
『町田くんの世界』をきっかけに、積極的ではないけれどレンタルとかでも邦画を見る機会が増えたかと思う。
今回観に行った映画は『蜜蜂と遠雷』。
綺麗な映像に、美しいピアノの音。迫力のオーケストラ。
心の傷。真っ直ぐな想い。優しさ。苦悩。
音楽の世界がどんなものか知らないけれど、でもこの物語の人達のように、本当にこんな風な世界があるんだなと。
いろんな人がこの世界で生きてるんだなと改めて思う。
映画の中で風間塵が弾いた後にピアノの音が変わってる、というシーンがある。
本当にそんな事が起こるのかわからないけれど、きっとあるのだろう。
そんな事ができて、そしてそれに気づいて、すごい世界だ。
前に『羊と鋼の森』を読んだ。ピアノの調律師の物語だ。
『羊と鋼の森』の内容も蘇り、私の中で『蜜蜂と遠雷』の世界がもっと広がっていった。
英伝亜夜の母親が子供の頃の亜夜に囁くシーンがある。
「あなたが世界を鳴らすのよ」
ゾクッとした。
自分にも言われてる様な感覚。
音楽だけじゃなくて、誰でも自分ができる事で世界を鳴らす事ができるのかもしれない。
私も世界を鳴らしてみたい。
私にはどんな事ができるだろう?
良い映画を見た後のふわふわした気持ちが好きだ。
映画を見た後ふわふわしながら前々から食べたかったインドカレーを食べに行く。
夢中でナンをちぎり、チキンカレーをたっぷりつけて食べる。
あれ?
さっきのふわふわした高揚感が完全にインドカレーに消される。
美味しくて大満足だけど、あのふわふわ感をまだ体感していたかったな。
観た映画
・娚の一生
・三月のライオン
・海街Dialy
・がじまる食堂の恋
・はなちゃんのみそ汁
次は本で読んだ『羊と鋼の森』を観てみようか。